【診療科目別】小児科の計画について

医療・介護に特化した総合ディベロップメントを行うKudoカンパニーです。

診療科目別記事、小児科についてお話しして行きたいと思います。
今般のコロナ禍で外来患者数が減少傾向にあるなかで、小児科は特に著しいと伺っています。
地域医療のインフラを支えてくださっている先生方には、感謝の気持ちしかありません。そして一日でも早い終息を願うばかりでございます。

<エントランス>
お子さんが勝手に院外に出てしまうケースが多いため、自動ドアを設ける際は少々工夫が必要です。
院内から出る場合はセンサーではなく、ボタンや非接触タッチセンサーを、お子さんが届きにくい高い位置に設けます。
またベビーカー置場も、エントランス付近に設定することがほとんどです。

<待合室>
コロナ禍においても、変わらず開院される先生のお手伝いをさせていただいておりますが、
傾向としまして、「体調を崩しているお子様を長く待たせない」「人との接触を減らす」という見地から
スマートホン対応のインターネット順番待ち予約システムを導入される先生が増えています。
院内での待ち時間の減少及び接触者の減少によって感染リスクを軽減でき、また受診控えを減らすことが可能となります。
また、そうすることによって待合室の必要面積を2/3から半分程度に減らすことが可能になるかと思います。
待合椅子は、多くの場合荷物を持ったお母さんに引率されてくるため、2~3人掛けのソファが採用される傾向にあります。

<隔離室>
スペースに余裕がある場合、隔離室を設けることをお勧め致します。言葉が強いため、「第2待合室」等の言葉を使うことが多いです。
インフルエンザをはじめ、麻疹、風疹、水痘など感染力の強い病気の患者さまには、可能であれば別の入り口を設け、
一般の患者さんと導入を分けたいところです。
その場合はスタッフを呼び出すインターホンが必須です。2人から4人位入室できるのが望ましいと思います。
感染症が猛威を振るう昨今では、とりわけ重要な要素かと思われます。(3帖~5帖)

<キッズコーナー>
以前には、多く見られたキッズコーナーですが、インターネットによる予約システム導入や感染リスク低減のため、
設置しない例も増えてきております。
以前は絵本などを置くマガジンラックを設けたり、おもちゃを置く場合も多かったですが、
同様の理由で現在は主流ではなくなりつつあります。

<診察室>
小児科は、お子様に加えて保護者さまが付き添いますので、広めの診察室をお勧め致します。
そして診察の説明と納得が求められます。インフォームドコンセントを徹底し、ご理解いただくのには、広めの空間がよろしいかと思われます。
またスケールベッドをここに置かれる先生が多いようです。(約7~8帖)

<トイレ>
おむつ交換台やベビーキープは、ほとんどの場合設けます。
逆に小児用の便座は採用率が低い傾向にあります(ご家庭では通常のトイレを使用するお子さんが多いためもあります)。

<その他>
特に留意すべきは、お子さんへの配慮だと当社は考えます。
例えばお子さんが滞留する空間や家具には、安全のため「カド」を丸めることが多いです。
念入りな場合、コーナーガードと呼ばれるクッションを貼る場合もあります。
またコンセントの高さも重要です。通常の(低い)位置だと、お子さんがコンセントに手近なものを差し込んで遊ぶ例も聞いています。
指を挟みづらい(挟んでも危険の少ない)ドアを選ぶことも大事です。
落下の危険を考え、窓に解放制限を設けること(全部開かないようにロックをかける)をお勧めします。
院内掲示板も、画鋲ではなくテープやマグネットのものを採用すべきかと思います。

以上、駆け足でご説明しましたが、もちろん先生のご経験からくるご意見もお持ちでいらっしゃるでしょう。
一概には言えませんが、小児科の必要面積は、60~80畳(30~40坪)くらいからが望ましいと考えます。
しかし土地、テナント、その他諸々の事情があります。すべての条件が揃っている案件は稀です。ほとんどが、何かしらの事情がございます。

私どもは、すべての案件に対し、知恵をしぼり、社員一丸となって、必ずご期待にお応えしてまいります。
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