資金調達について

医療・介護に特化した総合ディベロップメントを行うKudoカンパニーです。

 

今回は資金調達のポイントをお伝えしたいと思います。

開業や設備投資、建替え、あるいは日常的な運転資金など、資金調達は様々な場面で関わってきます。開業したいけど手元にお金はそんなになかったり、借金をすれば建て替えることができるがどの銀行から借りるのがいいのかと迷う場面も考えられます。銀行といっても都市銀行と地方銀行があり、銀行以外にもリース会社などのノンバンク、独立行政法人福祉医療機構などがあります。多くの選択肢の中から少しでもお役に立てる情報をお伝えしたいと思います。

 

<ポイントその1>

医療の資金調達先として先ずお勧めするのが独立行政法人福祉医療機構です。こちらはWAM(ワム)とも呼ばれ、医療や福祉に特化した機構です。厚生労働省所管で、地域の医療と福祉の向上を経営理念に掲げています。建築資金・新築資金、高額医療機器に係る機械購入資金や、長期運転資金といった融資の種類ごとに制度が充実しています。条件によっては、年0.25%という低利の融資や、償還期間が30年という長期での融資を受けることが可能です。(20221月末現在)

こちらの機構のホームページには医療に関する情報や資料が数多くあります。厚生労働省等からの新型コロナウイルスに対するお知らせ・お願いといったタイムリーな内容、働く方・経営者への支援、Q&Aといった情報へのリンクをまとめた専用ページがWAMのホームページにあります。また、経営サポート事業として、医療施設などの経営に役立つ情報もあります。医業利益率や平均患者数などのデータもあり具体的で非常に有益なホームページです。

医療法人や社会福祉法人、医療機関の開設者でなければWAMからの融資を受けることができません。資金調達先として最初に検討することがお勧めです

 

建物の建築や土地の購入の資金のほかに、医療機器についても大きな資金が必要なことがあります。高額な医療機器や、事務機器でも複合機やコンピュータで高額なもの、車両などはリースでの導入がお勧めです。リース会社がドクターに代わって医療機器などを購入し、ドクターがリース料をリース会社に毎月支払い、ドクターは医療機器などを借りることになります。この場合、医療設備などのリース資産の所有権はリース会社にあります。

リースではなく、直接購入では固定資産税の継続的な対応などが必要で管理面の煩雑さがデメリットの1つです。リースでは、契約を途中解約した場合に、残りのリース料を違約金として支払わなければならないのが注意点です。ただし、リース資産を買い替える場合などで、前の資産の残リース料を新しく購入する資産のリース料に上乗せしたリース契約を結ぶことができるので、定期的に交換していく機器にリースは向いています。

<ポイントその2>

ご存知ですか。実は返済方法は2つ種類があります。毎回の返済額が一定である「元利均等」方法と、最初のうちは返済額が多いですが徐々に減少していく「元金均等」方法。

元利均等返済の返済額のうち、はじめは利息の占める比率が多いですが、返済が進むにつれて元金の返済部分が多くなります。月々の返済額が決まっているため、キャッシュフロー計画を上では管理しやすいのがメリットの1つです。

元金均等返済は、返済額のうち元金が一定となる方法です。最初のうちは返済額が高いですが、そのぶん元金をどんどん返済してきますので元金が早く減り、総返済額が少なくできます。

年利1%、返済期間35年、借入金額\30,000,000-の場合の、2つの方法による返済額のグラフです。

 

資金調達に関して少し紹介させていただきましたが、これらは一部に過ぎません。情報収集だけでも時間がかかります。Kudoカンパニーは事業計画の作成や資金調達の手続きもお手伝いさせていただいています。

お悩みなどござましたら、どのような事でもお気軽にお問い合わせください。

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